測光望遠鏡テスト結果



目次

  1. はじめに
  2. 長時間bias,dark取得テスト
  3. 結果
  4. まとめ


  1. はじめに

    これまでに以下のテストを行ってきました。

    それぞれの結果については、36ドーム内においてある資料を参照してください。
    今回長時間にわたるbias,darkの振る舞いとCCDの冷却温度の安定性を調べるため、 長時間bias,dark取得テストを行いました。

  2. 長時間bias,dark取得テスト

    36ドームにおいて、およそ10時間にわたりbias,dark(300秒積分)を それぞれ10フレームずつ交互に連続して取得しました。
    一晩で bias 12 セット x 10 = 120フレーム、dark 11 セット x 10 = 110フレーム のデータを得られました。
    この間OAO weather reportの36ドーム内の温度を、 1セット毎に計21回記録しました。
    なお、この日は曇天のため観測は行われず、ドームも閉めたままで、 外部からはいるような信号はほとんどないと思われます。
    また、CCDの冷却設定温度は-10℃でした。

  3. 結果
  4. まとめ

     今回のテスト結果をまとめると以下のようになります。

     目視によるは確認していないですが、darkでもbiasで見られたパターン��が 表れている可能性はあります。セットごとに求めたdarkの標準偏差が 大きかったセットでは、いずれも前後でパターン��のbiasが見られています。 パターン��の画像はしばらく継続して見られることからも、 可能性は高いと思われます。このパターン��が見られる画像では 他のnoiseを拾っている可能性があります。
     パターン��の画像が見られるケースとして、 「CCDの冷却が行われている場合にこのパターンが表れる」という仮説が 立てられます。darkにおいて標準偏差が高かったセットは、 CCDの温度が設定値より高くなっていました。またread-out noiseが 高いセットもそれと前後して表れています(図8参照)。

    図8 標準偏差の大きかったセット
    矢印で示したセットが標準偏差の大きかったセットである



     この仮定が正しいとすれば、このパターン��の画像は毎晩何度も 表れるものと思われます。read-out noiseは、通常は今回の一晩の平均である 15.71e-,気温の高い夏場はさらに数e-上がると予想されます。 また、dark noiseも〜数e-程度影響があります。 夏場に S/N 比の際どい観測をするときは、注意が必要です。

KODNOH Hiro. (kondoh-hiro1@jcom.home.ne.jp)