岡山91cm 望遠鏡制御ソフト 旧版使用時の注意
東北大・理・天文 秋田谷 洋
2001.3.1
2001年2月に望遠鏡制御ソフトを含むOOPS制御用WS bicchuのハードディスクが故障し、
ハードディスクの交換、ソフトの再インストールが行われた。
この際、バックアップしてあったソフトがこれまで使用していたもの
(ver 0.71; 97年6月版)より
古いもの(ver 0.52; 95年10月版)であったため、望遠鏡制御ソフトの機能が若干
低下した。ただし、通常の観測遂行には支障はない。
従来の制御ソフトと異なる操作が必要な項目は以下の通り。
- スポットライト点灯
ソフトに操作ボタンが存在せず。望遠鏡制御卓のオレンジ色ボタン(6番)を
使用する。
- 監視カメラ電源操作
ソフトに操作ボタンが存在せず。望遠鏡制御卓のオレンジ色ボタン(5番)を
使用する。
- 恒星時駆動
ソフト主画面上の恒星時駆動ボタン「Sid」を押しても、恒星時駆動が開始されな
い。
制御架の丸ボタンで駆動のon/offを行う。
もしくは、cont36上で以下のコマンドを入力する。(制御架のボタン故障時など)
駆動開始 : "transparent mv111"
駆動停止 : "transparent mv110"
- 天体リストの選択
任意の複数の天体リストをソフトに登録することができない。
天体リストは常に/opt/con36/data/preset/preset.dat のみが使用されるので、
天体リストを変更したい時は、このファイルをcpコマンドなどを使い
各自の天体リストファイルに手動で置き換え、制御主画面の「OBJECT」ボタンを
押してリストファイルを読み直す。
ファイルの置き換えには、専用スクリプトコマンド、setobjlst (実体は/home1/bicchu/oops/bin/setobjlst)
を作成したので、これを利用しても良い。
(使用方法)
setobjlst myobjects.dat
myobjects.dat : 自分の天体リストファイル。
- HBS用偏光標準星、測光標準星のリストファイルの所在
これらのファイルは、
/home1/bicchu/oops/object/hbs/
にある。
2001.2現在のこれらのファイルは以下の通り。
akitaya@astr.tohoku.ac.jp