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2.1 測定の概要

時間的に光量の安定した光源からの光を、異なる積分時間でCCD上に照射して画像を取得し、照射時間 対 シグナル値の情報を得る。

この測定により、 光量に正確に比例する量(∝光子数$S_{\rm ph}$、電子数$S_{\rm e}$、照射時間 $t_{\rm E}$等)とデジタルシグナル値$S_{\rm ADU}$の関係を、 適当な比例定数を媒介として、一意に知ることができる。 このとき、一切の仮定を含まない、Linearity Residuals : 式 (11)の値を得ることができる。

測定には、シャッターを含む光学系を組む必要があり、 光源の安定性と積分時間の制御等、注意すべき点が多い。 また、密で精度の高い情報を得るためには、長い測定時間を要する。

しかし、線形性特性について、仮定を排除して正確に知るためには、 直接的で強力な手法である。


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Hiroshi AKITAYA 平成15年11月20日