線スペクトル偏光分光装置 CCD開発・製作報告

* M-Front - Messia-IV廻りの作業経過1

Aug. 25, 2000.

前回の報告(『CLKAMPを封入しての長時間冷却実験』)
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2000.8.25

M-Frontのバックプレーン配線、Messia-IV - M-Front間のケーブル作成が終り、 Messia-IVからM-Frontを動作させる試験を行った。
M-Front pageにある「動作確認テスト」のうち、「REGのテスト」、 「RCVのテスト」、「BIASのテスト」まで終了。
この間に生じた主なトラブルと解決方法は以下のとおり。

M-FrontラックにREG、RCVを接続して電源を投入するも、 バックプレーンのRCV_VCCに電圧が出力されない。
バックプレーン回路図とREG回路図で、RCV_VCC、RCV_GNDの バックプレーン上のピン番号に不一致があった。
	(誤)バックプレーン回路図  C27 RCV_VCC, C28 RCV_GND
	(正)REG回路図             C26 RCV_VCC, C27 RCV_GND
	
後者のように配線したら正常動作した。

「BIASのテスト」で、電圧計測プログラムvcheckを 動かしたが、電圧値が全て0Vを示し、正常に読めなかった。
Messia-IV CIC Instrumental PIOに接続するケーブルのカバーに 「きりかき」がなかったため、ケーブルが完全に挿入されておらず CICからの信号がM-Frontに伝わっていなかった。
コネクタカバーにボール盤できりかきを掘り、コネクターをしっかり 挿入することで正常動作するようになった。
ついでに、VMI CCD Data用のコネクタカバーについても同様の処置を 施した。
(きりかきのないカバーを使ったことによりよる接触不良については、 京都大尾崎氏も経験している様子。もっと先人に学ばなければ。)

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post 秋田谷 洋 (akitaya@astr.tohoku.ac.jp)