20秒Xe画像から、以内で照射量が均一と見倣せるピクセル群を選び出し (詳細は2.4.1節)、その領域で得た各積分時間におけるシグナル値 に対して、 積分時間オフセットの補正 (2.4.3節)、 照射量時間変化の補正 (2.4.1節)を適用し、 照射量 対シグナル値のデータ を得た。
この と、式(11)から、 シグナル値、および、電子数に対するLinearity Residuals を得た(図1)。 シグナル値- 電子数の変換には、Linearityが充分良いと思われる20000 ADU付近 で、分散 - シグナル値関係から得られた ゲイン定数 ADU/electrons を用いた。
誤差として、測光誤差に起因する誤差(各点エラーバーで表示)に加えて、 照射量時間変化の補正(2.4.1節)に起因する誤差 (1000 ADU以下のシグナル値において程度、1000 ADU以上で程度)が加わる。
また、bias levelの差引に ADU程度の不定性があるため、100 ADU 以下の シグナル値では、 per cent 程度の誤差が生じている可能性がある。
これらの誤差を考慮すると、線形性について、以下のことがいえる。、
今後、本実験よりも高い精度で線形性特性を調査するためには、 積分時間のオフセット値の厳密な測定、光源光の照射の時間安定(実験中にa few 0.1 %以内に)、a few 0.1 ADUの程度での bias levelの決 定等が必要である。